※カメラボディは商品に含まれません
※商標権の関係でストア内の表記は特許番号(DE401630)としています

写真用レンズ「無一居 院落 P2 50mm f1.5」の販売を行います。
製品はすでに発注済みで2026年2月末頃に完成、出荷予定。
販売予定数は25個になります。
注文が予定数へ達した時点で販売終了します。

310,000円(消費税、送料込み)

◆このレンズは、古典レンズの復刻を行なっている「無一居」により制作された写真用レンズです。光学設計は戦前ドイツでPaul Rudolphにより設計されたKino-**DE401630** 50mm f1.5(商標権の関係で特許番号で表記します)、その初期型をトレースしています。その描写は、現代のレンズではありえない独特のボケ、滲み、像の流れを有していて、数ある古典レンズの中でも屈指の名玉と言えます。今回は版権元である無一居より許可をいただき、委託販売という形で25本限定で販売いたします。オリジナルの特性を忠実に再現するため、ガラスはすべてノンコートです。

◆現代の写真は、デジタル処理によって色彩、コントラスト等の要素を詳細にコントロールすることができます。ですがレンズの光学的特性に由来するボケ味、滲み、像の流れ等を再現することはできません。古典レンズの持つ光学特性には現代のレンズにはない個性あります。中でも本製品のオリジナルであるKino-**DE401630** 50mm f1.5は強烈な個性を持つボケ玉として知られ、その希少性もあり非常に高額で取引されています。オリジナルは入手困難であり、非常に価値のある復刻だと考えています。

◆絞り開放ではほぼ中心部のみ解像し、アウトフォーカス部では像が円心状あるいは放射状に流動します。被写体によってはそれらが複合的に絡み合い、ハイライトは内側へ向かって滲みます。古い設計のレンズは少なからず独特の個性を持っていますが、このような複雑な動きを持つ流動性はKino-**DE401630**系統の特徴だと思います。特にこのf1.5のタイプはそれが顕著であり唯一無二の個性となっていて、他のレンズでは代えの利かない描写だと思います。

◆昨今、オールドレンズの復刻は様々ななメーカーが行っていますが、Kino-**DE401630**の復刻はほぼ皆無と言っていい状況で、現状では「無一居 院落」が唯一の選択になると思います。(宮崎光学のVarioprasmaという製品がありますが、これはアレンジがされておりオリジナルの特性とは異なります)
強烈な個性を持つクセ玉であり、非常に人を選ぶレンズだと思います。ですが刺さる人にとっては、無二の道具となるのではないでしょうか。

◆現在まだ製品の実物が販売者の手元にないため、このサイト内に掲載している画像は版権元である無一居からの転載になります。(実物が届き次第、より詳しい製品画像や作例を追加予定)
無一居さんのサイトに当製品や、オリジナルであるKino-**DE401630**について詳しい解説があります。また本製品による作例も多数掲載されているので参考にしてみてください。

写真レンズの復刻|無一居

◆製造は東京の木下光学さんへ依頼しています。ガラス研磨、組み立てを一つひとつ手作業で行うため少数生産となりますが、その品質は確かです。本製品は光学設計の希少性だけでなく、プロダクトとしての品質の高さも強みだと言え、無一居ではいまだに故障の報告はないとのことです。
(私自身、木下光学制作による花影S1院落P1を4年以上使用していますが全く問題なく、ヘリコイドも新品時と変わらないフィーリングです)

木下光学研究所|レンズの設計と製作

※今回の再生産についてこちらのスタッフブログに掲載していただきました。

◆製品仕様
「無一居 院落P2 50mm f1.5」
製品仕様:フィルター径49mm、最短撮影距離0.65m、絞羽8枚、ガラスコーティング無し、専用フード付き、重量213g、ライカLマウント距離連動
⚪︎アダプターを介してライカMマウント、ソニーEマウント、ニコンZマウント、キヤノンRFマウント等で使用することができます。

レンズ外観 カメラボディは商品に含まれません

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<販売者より>
私はただのいち写真愛好家で、Kino-**DE401630** 50mm f1.5はずっと憧れのレンズでした。復刻を知った時にはすでに完売していて、無一居さんの方では再販は難しいとのこと。しかし諦めきれず交渉を重ねた結果、製造販売の許可をいただけることになり、私財を投入することで再生産を実現することができました。
描写について、個人的にオリジナルより好ましいと感じています。オリジナルの実物を使ったことはありませんが、ネット上の作例を見る限り院落P2はよりクリアーで鮮やか、かつボケ方にも違いを感じます。おそらく劣化のない新品であること、ガラスに鉛を入れていないこと、院落P2のトレース元が初期型(50mm f1.5の中にもいくつかバリエーションがあるよう)であること、などが関係していると思われます。
いずれにしても、このレンズの入手機会は限られています。作例を見て描写にビビッと来るものがあるのであれば、自信を持っておすすめできる製品です。

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⚪︎製品到着より一週間以内であれば返品を受け付けます。ただし購入者都合による返品の場合、往復送料や決済手数料は購入者負担となります。(詳しくはこちら)
⚪︎注文から一週間以内に入金がない場合、注文をキャンセルさせていただく場合があります。
⚪︎製品保証は製品到着日より1年間とします。保証期間内であれば無償で修理いたします。
⚪︎2026年2月末〜3月初旬頃より発送予定です。
⚪︎質問があればメールにて気軽にご質問ください。